11月12日道新の掲載について

11月12日道新にてTPPに関する意見として、当農園の記事が掲載されました。
掲載内容は、以下の通り。
【上川管内比布町で34haを耕作する西間農園の西間亙社長は「輸入作物との価格競争で、収入が減らないか不安はある」としながらも、TPPには賛成の立場だ。「国はTPP参加を視野に、大規模農家を優遇するような農政を積極的に進めるだろう。やる気のある農家にとってはいい機会だ」と期待している】
北海道知事を始め、農業関係団体、市町村が反対をされている中で上記のような記事を目にすると同じ農業者として不愉快を感じる方が多くいらっしゃるかもしれません。この記事だけをみると「大規模農家だけ生き残って、小規模農家はつぶれていいのか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそういう意味ではありません。
私、一個人もTPP参加で生活していけるのか、もの凄く不安であります。
また、都市部を除く多くの市町村も農業従事者や関連団体・企業で地域経済を支えていることは十分に理解しております。
一方で、日本人口の減少と高齢化、中国の急速な経済発展に伴う世界経済構造の変化などマスコミの記事を目にすると米国を始め世界各国との貿易を円滑にさせなければ、日本が破たんするんじゃないかと不安になります。
上記のことを踏まえて、私が考えることは、農政の変化を「前向き」に考えて、変化に順応できる営農を目指すことではないかと思っております。
生産者みんなそうだと思いますが、自分で作った農産物をお客様から「おいしいよ!」って言って頂く事が、何より嬉しいことです。
そこを貪欲に技術とサービス向上を追及していき、お客様が国産の農産物を選んでいただけるよう努力していきたいです。
TPP参加は国論を二分するくらい難しい難題です。
同じ農業者でも色んな考え方があるでしょう。
でも、これから「強い農業を目指していく」ことは、共通した目標ではないでしょうか?
もっともっと議論して、時代に順応した農業の有り方を模索したいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする